Five Things to Start Your Day: Japanese Edition 日本語版
マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。米金融政策当局者からは7月利下げに慎重な姿勢が相次いで示された。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、関税が大幅かつ持続的なインフレ圧力につながるとは限らないとの証拠が増えていると
Bloomberg

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

慎重姿勢

米金融政策当局者からは7月利下げに慎重な姿勢が相次いで示された。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、関税が大幅かつ持続的なインフレ圧力につながるとは限らないとの証拠が増えていると指摘。「秋ごろから金利の調整を開始できるという考えは特に変わっていない」と語った。リッチモンド連銀のバーキン総裁は、関税に伴う不確実性は依然として「顕著」だとし、金利を調整する前に見通しが一段と明確になるのを待つべきだとの見解を示した。

米経済指標

1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)確報値は前期比年率0.5%減と、改定値の0.2%減から下方修正された。個人消費が0.5%増と、コロナ禍初期以来の弱い伸びとなったことが響いた。財の貿易赤字は5月に予想外に拡大。輸出がコロナ禍以来の大幅減少となった。輸入はほぼ変わらず。新規失業保険統計では、継続受給者数が2021年11月以来の高水準。失業状態が長期間続いている人の増加が示唆される。

近く明確に

セブン&アイ・ホールディングスとの買収交渉について、カナダのアリマンタシォン・クシュタールは、近く決着がつくとの見方を示した。クシュタールのアレックス・ミラー最高経営責任者(CEO)は前日発表した決算後の電話会見で、交渉では買収が実現するかどうか「明確にするためのタイムラインが策定されている」と説明。「このタイムラインは長引くことはなく、短期間だと考えている」と語った。

最高指導者

イランの最高指導者ハメネイ師は、イスラエルとの停戦合意後に初めて国営テレビで演説し、イスラエルとの戦争に勝利したと主張。米国の介入は何の成果も生まなかったと述べた。この発言は、米軍によるイラン空爆の効果を巡る評価が割れる中で出された。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、欧州当局者は、イランが備蓄していた高濃縮ウランの大部分は残ったままだとみている。

右腕も退社

テスラで上級幹部の流出が止まらない。イーロン・マスク氏の最側近と目される幹部のオミード・アフシャー氏が退社したと、事情を知る複数の関係者が明らかにした。数週間前には、人型ロボット「オプティマス」プログラムの責任者、ミラン・コバック氏の退社が明らかになっていた。北米人事担当ディレクター、ジェナ・フェルーア氏の名前も社内ディレクトリーに記載されていないと、関係者らは述べた。

その他の注目ニュース

ウォール街、高リスク株への傾斜強まる-「乗り遅れ」に焦る弱気派

赤沢再生相がワシントン入り、7回目の日米閣僚協議へ-関税巡り

イスラエル、イランのミサイルで約4250億円の経済被害-政府が試算

Follow Us
ブルームバーグがお届けするニュースレター「Five Things to Start Your Day: Japanese Edition 日本語版」にご登録いただきありがとうございます。
登録内容の変更
Bloomberg.co.jp
お問い合わせ
〒100-6321
東京都千代田区丸ノ内2-4-1
丸ノ内ビルディング21
Ads Powered By Liveintent Ad Choices